すべての介護職がケアの基本であるユマニチュードを学ぶ必要性について

認知症
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今回は、すべての介護職がケアの基本であるユマニチュードを学ぶ必要性について書いていきたいと思います。

介護太郎
介護太郎

ユマニチュードって本当に効果があるの?

介護花子
介護花子

介護職として、ユマニチュードは学んでおいたほうがよいかしら??


走る介護福祉士
走る介護福祉士

そのような疑問にお答えします!!

参考書籍
ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
「ユマニチュード」という革命 なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか [ イヴ・ジネスト ]

走る介護福祉士
走る介護福祉士

訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!

①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!

②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!

③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!

ご存じの方も多いと思いますが、
認知症の方や高齢者などのケアを必要としている方に使える汎用性の高い、介護技術のことをユマニチュードと言います。

ケア介入の効果がときに、劇的であることから、
「魔法のような」と呼ばれることもあります。

ユマニチュードは、自立支援の考え方を大事にしています。

数秒でも立つことができるのなら、立ってもらいながら清拭をしたり、歩行介助すればトイレにいけるのであれば、おむつをはいているからといって、その中にするように伝えるのではなく、介助してトイレに連れて行ったりします。

自立支援を行える状況にするためには、「時間がない」「次の業務が遅れてしまう」といった職員の意識改革が必要とも述べています。

それでは、具体的な内容を見ていきましょう!!

ユマニチュードの4本柱

①見る

視線をつかみにいきます。

例えば、ベットに寝ている高齢者が壁際を向いていた場合は、ベットを動かしてでも正面から視線を合わせます。

視線をつかみに行くことで、高齢者が、ケアする人が急に近づいてきて、驚いて叫んだり、暴力をふるうことがなく、自分のまわりで行った出来事に驚かないで済むようになります。

②話しかける

コミュニケーションが取れない方に対しては、オートフィードバックを行い、コミュニケーション時間を増やします。

オートフィードバックとは、実施しているケア内容を「ケアを受ける人へのメッセージ」と考え、その実況中継を行いながら、ポジティブな言葉「肌がきれいですね」「気持ちいいですか?」等の言葉を添えることを言います。

③触れる

広い面積で、ゆっくりと、優しく触れる。

皮膚から伝わる感覚の情報は場所によって違うので、感覚の鈍い部分(背中や腕)から感覚の鋭い(顔や手)に触れていくことが大事です。

決してつかんだりしないでください。

④立つ

人間の尊厳は立つことによってもたらされ、死の直前まで尊重されなけらばなりません。
立つことで、骨に荷重をかけることで骨を強くし、筋力の低下を防ぐことができます。

日常生活動作で「いかに立位を組み込むか」を考え、実行することが大事となります。

心をつかむ5つのステップ

1:出会いの準備

 ①3回ノック➡②3秒待つ➡③3回ノック➡④3秒待つ➡⑤1回ノックしてから部屋に入る➡⑥ベットボードをノックする。

※なぜノックするのか?※
覚醒水準が低い状態にある人や覚醒していても認知機能が低下している人は、とっさに状況を判断することが難しいので、驚かせない為です。
1回目のノックで返事があれば2回目以降のノックは必要ありません。

【2:ケアの準備】

ケアの合意が3分以内に得られない場合は、一旦、あきらめてあとで出直します。

ユマニチュードの基本理念は、「強制ケアを行いません」。

視線をつかまえにいき、相手の視線をとらえたら、2秒以内に話しかけます。

いきなりケアの話をするのではなく、
「あなたに関心があって来たことを伝えます。」

3:知覚の連結

「見る」「話す」「触れる」のうち2つを行い、五感から得られる情報は常に同じ意味を与えましょう。(例えば「あちらへ行きましょう」と笑顔で優しい口調で話しているのに、手首をつかんで、連れて行こうとすることは✖)

4:感情の固定

「この人は嫌なことはしない」という感情記憶を残す。

シャワーをした後に

・ケアの内容を前向きに確認する。
⇒「シャワーは気持ち良かったですね」

・相手を前向きに評価する。
⇒「シャワーしてさらに素敵になられましたね」
⇒「たくさん協力してくださいましたね」

・共に過ごした時間を前向きに評価する。
⇒「わたしもとても楽しかったです。ありがとうございます」

・前向きな言葉、友人としての動作で。
⇒ポジティブな「感情記憶」を残す。

ユマニチュード本文引用

【5:再会の約束】

 ケア後、そばを離れる場合に、再会の約束をします。

4:感情の固定】のステップでポジティブな印象を残し、【5:再会の約束】のステップで、また来ることを伝え、ポジティブな印象を持った人がまた来てくれるとなればうれしくなるでしょう。
また、その時を待っていてくれる可能性があります。

忘れてしまう方の場合は、約束を書きとめておくと良いでしょう。

最後に

どうだったでしょうか?

ユマニチュードの基本技術(①見る②話す③触れる④立つ)は、決して難しいことをやっているわけではなく、誰でも実践できる介護技術です。

人としての尊厳を守り、自立支援の観点からその方の出来ることを見つけ、それをケアに取り込むことで、お互い満足いく時間を過ごすことができ、ケアを通じた幸せな関係が成り立ちます。

無理のない範囲で、できることから少しずつ取り組んでいきましょう!!

参考になれば幸いです。



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