もはや、トランスフォーマー?離床アシストロボット「リショーネ」

介護業界
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今回は、もはや、トランスフォーマー?離床アシストロボット「リショーネ」について書いてみたいと思います。

介護太郎
介護太郎

普通の介護用ベッドと何が違うのかな?

介護花子
介護花子

リショーネって、「離床ね」??

走る介護福祉士
走る介護福祉士

そのような疑問にお答えします!!



走る介護福祉士
走る介護福祉士

訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!

①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
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②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!

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はじめに

以前、サービスに入っていた利用者が老健から自宅に戻られるとのことで、サービスが再開されました。

サービス担当者会議時に、ベッドが搬入され、いつもよく見るベッドではなく、見慣れないベッドが搬入されてきました。
それが、タイトルにある「リショーネ」でした。
息子さんの強い要望でこのベッドに決まった様子でした。
ちなみに、この「リショーネ」は、定価90万円、レンタル料金月4,000円位(1割負担の方)かかるとのことです。

搬入、組み立て後、業者による操作説明があり、難しい操作はなく、すぐに操作を覚えることができました。
ただ、この利用者宅に訪問するヘルパーが年配の方が多く、操作をスムーズに覚えることができるか?
若干不安になりました・・・

この「リショーネ」は、介護度の高い方が「寝床」から離れる「離床(りしょう)」をしやすくするため、寝たきりになりがちな方の「生活の質」の向上がはかれます。また、ベッドから車椅子に移る際のケガや、介助する方の腰痛などのリスクの軽減も目指しています。

パナソニックエイジフリーのサイトより引用

上記の目的を解消することを目的に作られているようです。

利用者のADL

・10日前くらい前までは、歩けていた
・超短時間であれば、立位可能
・トイレで排泄したい希望がある
・3歩くらいなら、介助があれば歩くことができる
※体重がある方なので、力があるヘルパーでないとトイレ介助は相当難しい

正直な自分の感想としては、
この利用者には、普通の介護用ベッドがあっているなと感じました。

その理由としては、

①「リショーネ」のメリットが無くなる
②利用者のADLが低下する

上記、2点の懸念があったためです。

①「リショーネ」のメリットが無くなる

現状は、ベッド上での排泄介助。
訪問リハビリのPTに立位、歩行状態等、評価してもらう必要がある。
ベッド上での排泄➡Pトイレでの排泄➡トイレでの排泄へ移行予定。

最終的に、トイレでの排泄へ行くには、離床してトイレに行く必要がある。
そうなると、PTの訓練だけでは、リハビリが十分にできない。
1日3回サービスに入るヘルパーが、Pトイレへの介助時に移乗することで、Pトイレへの動作がリハビリの補助となり、トイレでの排泄につなげることができる。

移乗しないことで、本人や介護者の負担軽減するという「リショーネ」の良い所がなくなってしまうのです。

②利用者のADLが低下する


(コトバンク調べ)では、離床とは、寝床を離れること。起床。
のことを、離床と言っています。

たとえ、ベッドが2つに分離されようが、ベッドはベッド。
ベッドから離れることを言うので、本当の意味で離床にはなっていない(屁理屈になってしまうかもしれませんが・・・)。

ベッドから車椅子や椅子に移乗して、床に足をつける。
「介助がありながらでも、その動作をすることで、脳に刺激を与えることができる。床に足をつける機会が減ることで、立つことを忘れてしまい、利用者のADLが落ちてしまうのではないか?」
と個人的には考えています。

「リショーネ」を批判しているわけではなく、上記2つの懸念点から、この方にとっては必要がないベッドではないかと思います。

「老老介護で、移乗が難しい」
「下肢筋力が低下していて、自分で移乗はできないけど、ベッドの操作ができる方の自立を促す」目的等、
使用する場面は選ぶと思います。

最後に

もともと最新の機器が好きな息子さんの意見でこのベッドの採用が決定したとケアマネジャーが言っていました。
ケアマネージャーも必要あるかな、この機能?
と考えていたそうですが、主張の強い息子さんに押し切られてしまったそうです。

今後、「この利用者のトイレで排泄したい!!」という希望をかなえることと、住み慣れた自宅で生活したいという思いをかなえるために、ヘルパーと協力しながらケアを行っていきたいと思います。




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