なぜ、人工透析の送迎車の到着はケア開始時間に間に合わないことが多いのか?

訪問介護
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今回は、なぜ、人工透析の送迎車の到着はケア開始時間に間に合わないことが多いのか?について書いていきたいと思います。

介護太郎
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待ち時間の給料が出ないのでケアを下りたいんだけど・・・

介護花子
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透析の迎え入れのケアで、かなり遅れて送迎車が戻ってくることが多くて困っているんだけど・・・

走る介護福祉士
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そのような問題を解決します!!


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走る介護福祉士
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Q&A

Q:人口透析をしている利用者の迎え入れのケアに入っており、サービス開始時間より20~30分くらい遅れて戻ってくることが多いです。
何とかうまく時間調整できないものなのでしょうか?

A:病院側との連携をうまくやれば、送迎車がサービス時間より大幅に遅れてくる回数を減らすことはできます。

解説

人工透析をする方は、年々増えており、透析の迎え入れのサービス依頼も増えてきているのが現状です。

その中で、一番難しいのが、送迎車の戻りの時間が読めないことです。

送迎のパターンは4つあり、
①透析の病院が送迎する
②介護タクシー等を利用する
③病院まで自力で行く(ヘルパーのサービスを利用する)
④家族が送迎する

問題は①透析の病院が送迎するで、透析の病院が送迎する際に、戻りの時間が読めないことが多いのです。

ちなみに、②~④に関して、
(前提として、透析にかかる時間は、人によって決まっているため、透析が終了する時間はだいたい決まっています。)

②介護タクシー等を利用する際は、特別なこと(下記※参照)がない限り、大幅に遅れることはありません。

③病院まで自力で行く(ヘルパーのサービスを利用する)は、車椅子で行ける距離であれば、ヘルパーの介助により、送迎ができるので、ヘルパーのケアとして組み込むことができ、あまり遅れることはありません。

④家族が送迎するは、ヘルパーには関係ない部分なので割愛します。

※ただ、血が止まらなかったり、検査をしたりすると遅れてしまうことはあり、
血が止まらないならその時点で、病院からサービス事業者に直接連絡してもらう、検査であれば、日程が決まっているので、事前に連絡してもらいます。

問題の①透析の病院が送迎するですが、病院の送迎は、病院の規模にもよりますが、大勢の患者を送迎するので、車に乗るのに時間がかかったり、患者が多いので、時間通りに戻ることが難しくなります。
送迎車を利用している人で、自分で歩くことができる人も多くいたりします。
そういう人を優先して乗車させている傾向も多いようで、結局、介助が必要な人は後回しになっているのが現状です。

そんな中で、決まった時間で戻るようにしてもらうには、

病院側との連携をうまくとる必要があります。

協力的な病院は良いのですが、なかには、非協力的な病院もあります。
非協力的な病院の場合は、粘り強い交渉が必要です。

そのような病院の言い分は、特別扱いできない!!
という所が多いです。

自分1人で病院に行ったり、帰ったり、すべて自分でできれば、利用者はヘルパーを利用しないから!!
と私は思ってしまいます。

病院を利用するのに他の人の力を借りなければならない患者さんが困っているのに、融通をきかせようとしない態度は、個人的にどうかと思ってしまいます。

病院側との交渉の内容

利用者が、迎え入れのヘルパーを利用している。(病院内の看護師に周知徹底してもらう必要がある)意外と情報共有ができていない!!

事業所として決められた時間の範囲内でしか迎え入れができない。

遅れるのが、明らかな場合は、遅くともサービス開始30分には連絡してもらわないと困る。

1回言っただけでは、なかなか協力は得られないので、上記が守れない場合は、しつこいくらい継続的に連絡していきます。(ケアマネージャーにも協力してもらう)

【利用者との契約の内容】

万が一、時間に遅れてしまった場合のために、自費の契約をします。

利用者には、病院側との交渉の内容を伝え、自費での契約が必要になることを伝えます。
待っている時間を自費契約で算定し、戻ってきた所から、介護保険でのサービスとして算定します。

自費契約に関しては、ケアマネージャーから提案してもらえると、サービス提供責任者としては助かります。

上記2点を行うことで、戻りの時間が大幅に遅れる回数が少なくすることができます。

まとめ

交通事情もあり、送迎車が多少遅れてしまうのは、しょうがない面もあるかと思いますが、毎回、送迎車が大幅に遅れてしまうのは、ケアに入るヘルパーにとっては、相当な負担です。

特に天気が悪い日や寒い日に、いつ帰ってくるかわからない送迎車を待つなんてもってのほかです。


サービス提供責任者として、サービスを定時に提供できるように病院側との連携、万が一遅れてしまい、長い時間待った時に自費サービスでの給与の算定を両輪として考えると良いかと思います。
ヘルパーは、上記2点をサービス提供責任者にさりげなく話しをしてみたり(言いにくいことがあるかもしれませんが・・・)、ケアマネージャーは、サービスがスムーズに提供できるような手伝いをしてもらえると大変助かります。

参考になれば幸いです。



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