訪問介護に必要なスキル(身体介護)を効率よく身に付けるにはどうすればいいの??

訪問介護
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今回は、訪問介護に必要なスキル(身体介護)を効率よく身に付けるにはどうすればいいの??について書いていきたいと思います。

介護太郎
介護太郎

初めての介護の仕事が訪問介護だと、身体介護の技術がなかなか身に付かなそうだけど、何か良い方法はないかな?

介護花子
介護花子

訪問介護をする前に施設で働いたほうが、スムーズに訪問介護の仕事ができるようになるのかしら?

走る介護福祉士
走る介護福祉士

そのような疑問にお答えします!!



走る介護福祉士
走る介護福祉士

訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!

①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!

②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!

③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!

身体介護とは?

身体介護とは、利用者の体に直接触れて行う援助行為のことを言います。
具体的には、排泄介助や食事介助、入浴介助や移動介助等、色々あります。

また、利用者と一緒に行う、掃除や調理、ヘルパーが単独で行う専門な調理(糖尿病食や人工透析の方向けの食事)も身体介護に位置付けられています。

身体介護の技術を習得するには?

【1】とにかく数をこなす

身体介護ができるようになるには、とにかく数をこなすしかありません。
習うより慣れろという言葉があるように、数をこなして、経験を積み重ねることで、基本が身に付きます。
どんどん挑戦して、失敗をたくさんしてください。基本を身に付けることで、応用が効くようになります。

また、下記【2】丁寧さを意識する【3】共感力を磨くことを意識することで、成長の伸びしろが大きくなります。

【2】丁寧さを意識する

施設以上に丁寧さが求められるので、丁寧さを意識して介助してください。
初めのうちは、時間内にケアをすることで、大変だと思いますが、丁寧さを意識してケアするのとしないのでは、その後のケアの質に違いが出ます。
施設から訪問介護に来た方は、雑な方が多かったりします。(人によりますが・・・)

【3】共感力を磨く

例えば、シャワー浴をする場合。
基本的に、健康な方は、冬場にシャワーのみで清潔保持する方はあまりいないと思います。
利用者の体の状態によっては、冬でも浴槽に浸かれず、シャワーしか浴びれない方もいます。
そんな時、利用者の立場に立って、自分で実際にシャワー浴をしてみることで、「冬場のシャワー浴ってこんなに体が温まらないのか?」「こんなに寒いのか?」・・・等、感じることができます。

この体験を通じて、相手の立場に立って考えることができ、「どうしたら温まるのか?」「寒くないようにするには、どうすればいいのか?」と考え、より良いケアの提供の助けになります。

身体介護の壁

私が働いている事業所は、施設から来たヘルパーや訪問介護でヘルパーデビューしたヘルパー等、色々な方がいます。

訪問介護でヘルパーデビューしたヘルパーが苦戦するのが、この身体介護です。

訪問介護で身体介護の技術を上げるには、時間がかかります。
施設と比べると、訪問介護は、身体介護にかけられる時間が圧倒的に少なく、身体介護の数をこなすことができないので、なかなか技術が身に付かず挫折していったヘルパーを何人も見てきました。

もちろん、サービス提供責任者として、何度も同行訪問して、フィードバックしたり、個別に介護技術を指導したり、フォローを厚くしていますが、なかなかできるようにならず、自信喪失して辞めてしまう方もいます。

最後に

今までの経験を考えると、個人的には、施設で経験を積んだ後に、訪問介護のヘルパーとして働くことをお勧めします。
少なくとも、身体介護の基礎技術が身に付いており、身体介護の壁を跳ね返せるからです。
また、丁寧さを意識したり、共感力を磨く事で、成長する伸びしろが大きくなります。

上記を意識して行動することで、ヘルパーデビューが訪問介護の方でも、時間はかかると思いますが、身体介護ができるようになり、かつ、質の高いケアを提供できると思います。

初めから何でもできる人はいません。時間はかかると思いますが、目先のことにとらわれず、長い目で自分自身をみてあげてください。

必ず、できるようになります!!

参考になれば幸いです。



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