あれ?〇〇さんは、こんな洋服着てたかな・・・いいや、洗濯しちゃえ!

訪問介護あるある!!
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今回は、あれ?〇〇さんは、こんな洋服着てたかな・・・いいや、洗濯しちゃえ!について書いていきたいと思います。

介護太郎

たしか、同居家族がいたら、生活援助のサービスはできないよな?

介護花子

同居家族が病気だったら、掃除や調理等の生活全般の支援が必要なんじゃないの?

走る介護福祉士

そのような疑問にお答えします!!

Q&A

Q:洗濯をしようとしたら、同居家族の洗濯物が入っていました。
そのまま洗濯をしても良いのでしょうか?

A:同居家族の洗濯物は、「直接本人の援助」に該当しないので、介護保険で対応することはできません。自費でのなら対応可能です。

解説

同居家族の衣類の洗濯は、老振第76号の「直接本人の援助」に該当しないため、介護保険で対応することができません。
自費での対応なら可能です。

そもそも、同居家族がいる場合は、基本的に生活援助でサービスに入ることができません。
介護保険では、同居している家族が、本人の生活全般の支援をするものだと考えられているからです。

ただし、家族が病気や障害で対応できない場合は、生活援助のサービスに入ることはできます。

必要があれば、ケアマネージャーに「このケースは生活援助で入れるのか?」と行政に確認してもらったほうが間違いがありません。

契約時に「家族の物は洗濯できない」との説明と同意が必要となります。
あらかじめ、本人と家族の洗濯物の仕分けをお願いしておくようにしましょう。

【番外編】

Q&A

Q:洗濯の指示が細かい(これは手洗い、あれは洗濯機で洗って!!)場合は、どこまで対応して良いのでしょうか?

A:洗濯機で洗えない衣類でも日常的に使用している衣類であれば、対応可能な場合があります。

【解説】

あまりにも手間や時間、技術が必要な場合を除けば、検討の余地があります。
洗濯機での洗濯が第一優先になり、日常的に使用している衣類で、洗濯機の使用ができないものについては、通常の家事援助の時間を超えてまで、対応できません。
自費での対応なら、利用者のこだわりに沿った対応が可能です。

◎介護保険で洗濯できるもの◎
●パジャマや寝間着、室内着、下着、一般的な外出着
●タオル類やシーツ、布団カバーなど

◎介護保険で洗濯できないもの◎
●普段着用していない衣類(メンテナンスのために洗うなども✖)
●取り扱いが難しいおしゃれ着など
●カーペットやカーテンなど(大掃除に該当するもの)

まとめ

安易な気持ちで、家族の分の洗濯をやってしまうと、やってもらうのが当たり前となって、後々のトラブルの原因にもなります。
また、複数のヘルパーが入っている場合は、「このヘルパーはやってくれる」けど、「あのヘルパーはやってくれない」と、なりかねないので、サ責としては、しっかりとヘルパーの教育をする必要があります。
ルールを守ってサービスを提供しているヘルパーが、嫌な思いをすることがないように対応したいものです。

ルールを守って、適切なサービスを提供しましょう!!



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