今回は、不安神経症のAさんに訪問介護のヘルパーは、眠るまで付き添うことができるのか?について書いてきたいと思います。
訪問介護のヘルパーは、介護保険で利用者が寝るまで見守りできるの?
眠るまで、何時間もかかったらどうするの?
介護保険での対応は難しくないかしら??
そのような疑問にお答えします!!
参考書籍:へるぱる 2020年 3・4月 (別冊家庭画報) [ 世界文化社
訪問介護のグレーゾーンの解決の具体的な考え方を知りたい方は➡こちら
訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!
①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!
②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!
③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!
概要
●78歳、男性、要介護1
●数年前に奥様が亡くなり、不安神経症の診断を受ける。
日常生活に支障はないが、精神的な落ち込みからくる意欲低下で、起居動作や移動、排泄が不安定(普段できていることができなくなる)になることがある。
●息子と同居しているが、自営業をしていて、毎日忙しく、Aさんの就寝時間に帰宅することができない。
●訪問介護で利用しているサービスは、就寝介助。(月~金の週5回。土日は、息子対応)
●週3回、デイサービス利用。
●体調の良いときは、外に散歩に行くこともある。
事業所として出した結論
不安神経症の診断をした医師からの具体的な指示がなく、本人の「寂しいからそばにいて欲しい」という理由から、介護保険内のサービスでは不適切と判断し、自費対応となりました。
精神的な理由などにより、医師の指示があれば、介護保険内でのサービスの対応は可能です。
ただし、介護保険制度においては、せいぜい10分以内が上限でしょう。
それ以上の時間を要する場合、医師の指示があっても自費対応が適切です。
へるぱる 2020年 3・4月 (別冊家庭画報) [ 世界文化社 ]より引用
まとめ
介護保険で対応できるかどうか(訪問介護のグレーゾーン)、あいまいな場面に遭遇することは、たびたびあります。
その時の判断に必要なのは、介護保険の訪問介護のグレーゾーンの解決の具体的な考え方を理解してることです。
基本的な考えを理解した上で、正しい判断をし、介護保険の訪問介護のグレーゾーンを解決していきましょう!!
参考になれば幸いです。
コメント