今回は、一生のお願いじゃ!わしの大事な家族のポチの餌を買ってきてくれんかのう?について書いていきたいと思います。
ポチに何かあったら大変だけど・・・
介護保険で餌を買うことはできないじゃないかな?
利用者の大事なポチのために何か良い方法はあるのかな?
そのような疑問にお答えします!!
訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!
①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!
②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!
③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!
Q&A
Q:利用者が大切に買っている犬の餌の購入を頼まれたのですが、購入しても良いのでしょうか?
A:ペット用品など、利用者本人に関係ない買い物は、介護保険で対応することができません。
かわりに、「利用者本人に電話をかけてもらい、近所のお店に配達を依頼する」というサポートをすることで、介護保険で対応することができます。
自費サービスであれば、問題なく対応ができます。
解説
犬や猫の餌などのペット用品は、老振第76号の「利用者以外のものに係る買い物」にあたるため、購入することができません。
ペットの世話は、ヘルパーが行わなくても日常生活を営むのに支障がないと判断される行為です。
利用者に対しては、要望をいったん受けた上で、丁重にお断りします。
しかし、家族同然のペットの生活も気にかけたいものです。
・利用者の自立支援の観点から、サービス提供責任者から近所のお店に配達を依頼できるように支援する
・自費サービスを利用する
・近所の方の支援が受けられるなら、近所の方に購入してもらう
など、実情にあった解決策を考えるのも腕の見せ所といえるでしょう。
まとめ
利用者が住み慣れた自宅で生活できるように支援するのがヘルパーの役割です。
その利用者がとても大切にしているペットの生活も気にかけていきたいものです。
介護保険で対応できないから、すぐに「自費サービス」と考えるのではなく、どうやったら介護保険の範囲内で対応できるかを考えることが、自分自身の成長にもつながります。
参考になれば幸いです。
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