今回は、サービス提供者に必要な能力・完結編について書いていきたいと思います。
サービス提供責任者に必要な能力はまだあるの!?
あとは、どんな能力を身につけていれば良いのかしら?
そのような疑問にお答えします!!
訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!
①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!
②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!
③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!
ケアマネージャーへの営業力
サービス提供責任者に必要な能力・その①、サービス提供責任者に必要な能力・その②で、ケアに関する能力やヘルパーの教育ができるようになったら、
次に必要な能力は、
ケアマネージャーへの営業力
です。
これもサービス提供責任者にとって大切な能力です。
何もしないで仕事が来るはずもありません。
たくさんの事業所がある中で、選んでもらわなければなりません。
その為には、ケアマネージャーへの地道な営業が必要となります。
営業と言っても難しく考える必要はありません。
他業種の飛び込み営業と違い、邪険に扱われることはほとんどなく、スタンスとしては、気楽な気持ちで臨んで良いかと思います。
ただ、ケアマネージャーへ営業する訪問時間(朝早く、昼時)や時期(月初あたりは、実績の確認で特に忙しい)は考慮する必要はあるでしょう。
事業所としての特色(重度の身体に特化している、ヘルパーのレベルが高い等)があれば、それをアピールしましょう!!
特色がないのなら新しく作れるものなら作ってしまった方が良いでしょう(特色を作るのに時間はかかると思いますが・・・)。
特色があれば、ケアマネージャーに覚えてもらいやすくなります。
作れないのなら、こまめに顔を出し、顔を覚えてもらうことから始めたほうが良いです。
その際に困りごとを聞いて、解決に導く手助けをできれば、より印象に残りますし、頼りにしてくれるようになり、仕事の依頼に繋がりやすくなります。
ケアマネジャーに新規の利用者を紹介してもらう方法には、もう一つあります。
それは、既存の利用者のケアをしっかりやっていく方法です。
利用者やケアマネジャーのサービスに対する満足度を上げていけば、営業しなくとも、自然と新規の依頼は来ます。
新規事業所を開拓することも大切ですが、まずは、付き合いのある事業所のケアマネージャーの信頼を勝ち取るために、今あるサービスにしっかり対応し、利用者、ケアマネージャーの満足度を上げていきましょう。
マルチタスクができる能力
サービス提供責任者は、さまざまな業務を同時に行っていかなければなりません。
具体的な業務内容は、帳票作成(訪問介護計画書、アセスメント、モニタリング、手順書)、経過入力やケアマネージャーへの報告・連絡・相談、ヘルパーの教育・ケアに対する問題点・疑問点解決、ヘルパーのケアに対する悩み相談、シフト調整、定例会、研修の開催、ケアに行く・ヘルパーに新規依頼した場合は、事前説明・同行訪問、実績の確認、請求等々、様々な業務があります。
それに優先順位をつけながら、同時並行して業務をこなしていかなければなりません。
優先順位のつけ方は、
基本的には、期限が決まっているものから行うのが基本となります。
同時並行して業務を行っていくと、自分が今何をしているかわからなくなってしまうこともありますので、しっかり整理しながら行っていきましょう。
A4の紙に進捗状況やto do listを記入するなどしておくとわかりやすいかと思います。
最後に
ここまでできれば、貴方は間違いなく、立派なサービス提供責任者になっていることでしょう。
簡単な道のりではありませんが、難しくはありません。
仕事の楽しみは、仕事を覚えていく過程にもありますが、仕事の本当の醍醐味を味わうことが出来るのは、仕事を普通にこなすことができるようになってからだと思います。
仕事を普通にこなすことができるようになって初めて、工夫や改善をする余裕が生まれ、実行する事で、楽しんで仕事ができるようになります。
サービス提供責任者は、激務だ!!
と言われることが多いようです。
簡単ではありませんが、激務ではないと、個人的には思っています。
サービス提供責任者になりたい方、どういう仕事をしているか気になる方の参考になれば幸いです。
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