今回は、サービス提供責任者に必要な能力・その②について書いていきたいと思います。
サービス提供責任者に必要な能力は、ほかに何があるのだろう?
コミュニケーション能力は必要なのでは?
そのような疑問にお答えします!!
訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!
①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!
②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!
③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!
ヘルパー教育における説明能力
サービス提供責任者に必要な能力・その①で書いた内容をしっかり実行できるようになってから、身に付けてもらいたい能力が、
「説明能力」
です。
基本的に訪問介護のヘルパーは、年配の女性が特に多いのが現状です。
育ってきた環境もさまざまで、こちら側との年齢のギャップはかなりあるかと思います。
そもそも物事に関する考え方が違います。
まずは、そのことを念頭におきながら、理解(理解できなくても理解しようとする努力が必要)する必要があります。
その上で、その人によって理解力に差があるので、その人がわかる言葉で、物事をかみ砕いて説明していく必要があります。
人によっては、1を言えば10わかる人もいますが、そういう人ばかりではありません。
同じ説明を何度もしなければならない方もいます。
その人がどれくらい理解力があるのか、頭に置きながら(コミュニケーションを重ね判断していく)、理解できる言葉で説明していくことが大切になります。
ヘルパーの理解能力に合わせて、言葉を選びながら、性格や特徴を生かした教育をしていくこと(得意を伸ばしていくのか?不得意を人並みにできるようにするのか?等々)で、ヘルパーの成長を促し、利用者の満足度が上がっていきます。
もちろんこちら側の成長にも繋がります。
マネジメント能力
サービス提供責任者は、ヘルパーに多くの稼働してもらえるように、悪く言えば、ヘルパーをうまく使う必要があります。
おだてたり、お願いしたり、時には、厳しいことを言ったり、無理なお願いをしたり、上手に駆け引きをする必要があります。
要するに、
「人たらしであれ。」
ということです。
サービス提供責任者として、すごく大切な能力です。
もちろん、いきなり【おだてたり、お願いしたり、時には、厳しことを言ったり、無理なお願いをしたり】はしません。
ヘルパーとの信頼関係をしっかり築いてから、
です。
信頼関係もないのに無理なお願いをしても、聞いてくれるはずがありません。
お互い様で、GIVE&TAKEの関係ですが、GIVEが多いくらいで丁度良いかと思います。
サービス提供責任者とヘルパーは対等な関係で、どちらが偉いとかはなく、利用者の生活を支える仲間です。
ケアマネージャーに対しても、ケアマネージャーを頼っていることをアピールしたり(頼りにならないケアマネージャーだとしても)、あらかじめ、こちらの味方につけておくと、何かあったときに(利用者やその家族とのトラブル等)、ケアマネージャーがこちらの見方をしてくれ、トラブル解決してくれたり、仕事が円滑に進んでいきます。
最後に
ヘルパーの理解力に合わせた言葉のチョイスと物事をかみ砕いて説明する能力、人たらしであることがサービス提供責任者にとって必要な能力となります。
日々研鑽を積んで、試行錯誤を重ねながら、コミュニケーションを重ねていけば、上記の能力は自然と身に付いていきます。
決して、難しいことではありません。
やるか、やらないかだけです。
私自身はサービス提供責任者になって6年目ですが、努力を重ねて、仕事を楽しんでできるようになりました。
長い道のりではありましたが・・・
サービス提供責任者に必要な能力・その①、サービス提供責任者に必要な能力・その②で書いていることをしっかり実行していただければ、私みたいに長い時間をかけないで、仕事を楽しんでできるようになるかと思います。
サービス提供責任者になりたい方、どういう仕事をしているか気になる方の参考になると幸いです。
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