今回は、訪問介護の現場で役に立つ、洗濯のコツについて書いていきたいと思います。
洗濯なんて、綺麗になれば、やり方はあまり気にしなくても良いんじゃないの?
ヘルパーとして、お金を頂いて仕事をしているから、やり方にも気を配る必要があるんじゃないかしら?
そのような疑問にお答えします!!
訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!
①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!
②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!
③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!
はじめに
ヘルパーとして、お金を頂いて仕事をしている以上、ただ洗濯をすればよいものではなく、綺麗にするのはもちろんのこと、利用者の流儀に合わせて洗濯をしていく必要があります。
ヘルパー個人の価値観を押し付けてはいけません。
洗濯の基本を学び、利用者の流儀に合わせて洗濯を行っていきましょう!!
洗濯機で上手に洗うためのポイント
洗剤は、使用量の目安を確認しよう
洗剤は少なすぎると汚れが落ちにくく、多く入れすぎるとすすぎが不十分になってしまいます。
洗剤には、必ず【使用量の目安】が表示されているので、製品の表示をよく確認しましょう!!
洗剤を衣料に直接ふりかけると、溶け残りや色むらの原因になります。洗剤投入ケースに入れましょう。
事前にお湯などで洗剤を溶かしておくと、むらなく綺麗に洗濯できます。
洗う時の水温は20℃~40℃
一般的に、水が冷たいほど汚れは落ちにくくなります。
繊維によって多少違いがありますが、普段着洗いなら20℃~40℃が理想的。
水温が低い場合には、お風呂の残り湯を利用するなどしましょう。
洗濯物の詰め込み過ぎに注意
洗濯物の詰め込み過ぎは、汚れ落ちが悪くなったり、洗剤の溶け残りの原因にもなります。
洗濯物は、洗濯槽の7~8分目を目安にしましょう。
洗濯ネットを使いこなそう
洗濯ネットは、衣類の傷やシワ、からまりや糸くずの付着を防いでくれるとっても便利なアイテム。
衣類に合わせて使いこなそう。
・目の粗いネット:衣類のからまり、洗濯ジワ、型崩れを防止
・目の細かいネット:より大切に洗いたいとき、毛羽立ちや糸くずを防ぎたいときに
・大物洗い用ネット:タオルケットや毛布などの大物を洗う時
<<洗濯ネット使用時の注意事項>>
・ボタンやホック、ファスナーは閉じておく。
・ネットの大きさに合わせて、汚れの部分が外側になるようにたたむ。
・ネットには洗濯物を詰め込み過ぎないようにする(汚れ落ちが悪くなるため)。
・ビーズや刺しゅうなどの装飾のあるもの、濃い色のもの、ビロードやフリースなど起毛素材のものは、裏返してからネットに入れる。
洗濯前の準備
≪点検>>
◆シミやひどい汚れの部分を確認しましょう。
◆ほころびや取れそうなボタンは縫っておきましょう。
◆ポケットの中のものは取り出しておきましょう。
<<仕分け>>
◆汚れのひどいもの。
◆色落ちしやすいもの。
◆優しく洗わなければならない衣類。
◆白っぽいもの、化学繊維のもの。
絵表示を確認しましょう
洗濯物のいろいろな干し方
最後に
いかがだったでしょうか??
当たり前すぎて、拍子抜けしてしまったでしょうか?
新しい発見があったでしょうか?
今一度、基本を振り返り、明日からのケアに生かしていきましょう!!
参考になれば幸いです。
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