今回は、これだけは押さえておきたい!!買い物代行のポイントについて書いていきたいと思います。
買い物代行って意外と奥が深くて難しい・・何かコツはあるのかな?
細かく買い物の内容を確認することが大事なんじゃないかしら?
そのような疑問にお答えします!!
訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!
①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!
②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!
③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!
品物を指示してくれる場合
お豆腐、卵、パック詰めの豚肉を買ってきてほしいわ。トイレットペーパーもお願いね。
◎利用者に確認することを品物ごとに考えてみましょう!!
①豆腐 ②卵 ③パック詰めの豚肉 ④トイレットペーパー
【品物の確認のポイント】
①豆腐
□特定の希望商品はあるか?
□種類(木綿・絹)
□分量とパッケージ方法(〇丁・小分け)
□値段の目安(高級品・特売品)
②卵
□特定の希望商品はあるか?
□殻の色(赤・白)
□サイズ(S・M・L)
□分量(〇個入り)
□値段の目安
③パック詰めの豚肉
□肉の部位
□切り方
□分量
□産地(国産・外国産)
□値段の目安
④トイレットペーパー
□特定の希望商品はあるか?
□種類(シングル・ダブル)
□形状(芯あり・なし)
□値段の目安
【その他に確認すること】
指定の店はあるか?
・商品ごとにお店の指定があるか?
ご指定の品物がない場合は?
・代替品で良いか?
・今回は購入しないのか?
・他の店で探すのか?
買い物リストに不足はないか?
・いつも購入するものや常備品に不足がないか?
品物はヘルパーに任せてくれる場合
品物を選定するのに配慮するポイントを考えてみましょう!!
・購入金額の目安を確認する。
・次回の買い物までに必要な分量を購入する。
・利用者の嗜好や食事制限の有無を確認する。
・いろいろな料理に使える食材を選ぶ。
利用者は、ヘルパーが買ってきた品物が希望と違っていても、指摘せずに我慢してしまう場合があります。
本当に意向に沿うことができたか、声掛けでなく表情からキャッチできるように心がけましょう!!
~ちょっと小休止~
Q:公共料金の支払い代行はできるのか??
介護保険制度では、利用者の公共料金の支払い代行はできません。
利用者から、支払いの依頼があった場合は、できない旨を説明する必要があります。
他の方法で公共料金の支払いができないか利用者に確認します。
ヘルパーが利用者の買い物に同行した際に、利用者自身が公共料金を支払うのを介助することはできます。
最後に
買い物代行は、ただ買い物をすれば良いわけではなく、利用者の希望に沿った商品を購入する必要があります。
希望に合う商品を購入するには、詳細に話を聞く必要があったり、細かく確認することがとても大切になります。
買い物前にしっかり確認しないと、後で、返品に行かなければならなくなることもあります。
その方の趣味・嗜好がわかるまでは、簡単なようで難しいのが買い物代行のサービスなのです。
参考になれば幸いです。
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