今回は、ヘルパーができる医行為でない行為⑦爪の管理について書いていきたいと思います。
爪を切るコツはあるのかな?
巻き爪や陥入爪は、ヘルパーが爪切りをして良いのかしら?
そのような疑問にお答えします!!
訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!
①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!
②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!
③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!
準備
□爪切り(利用者専用のものが望ましい)
□爪やすり
□テッシュペーパー(広告紙など)
□使い捨て手袋(必要時)
手順
①手を洗い、見やすいように照明を調整する。
②椅子にかけたり、横になってもらい、安定した姿勢をとってもらう。
③爪が飛び散らないように手・足の下にティッシュペーパー等を敷く。
④爪、爪周囲の皮膚を観察する。(爪の裏も観察し、状態を確認する)
⑤爪切りを垂直に当て、爪を切る。
⑥一度で切らず、数回に分けて切る。
⑦ヤスリをかけて、形を整える。
⑧物品を片付け、手を洗う。
・指の爪は、丸く短く切る。
・足の爪はスクエア(四角)に切り、角にヤスリをかけ、引っかからないようにする。(スクエアオフ)
※特殊な爪(変形した爪・爪が厚い・巻き爪・陥入爪など)、血液をサラサラにする薬を飲んでいる利用者の爪は、看護師に対応してもらう。
豆知識
□抵抗力が低下している場合、感染のリスクが高くなるため、出血や爪周囲の皮膚状態の変化などに気づいたら、報告・連絡・相談をする。
□爪が割れやすい場合、ヤスリかけのみ行う。
□深爪や爪の角を落としすぎると、巻き爪や陥入爪になりやすい。
□爪の成分は、主にケラチンというたんぱく質からできている。
□足の指の呼び方:親指側から小指にかけて、第1趾~第5趾と呼ぶ。
※爪の先端部(白い部分)を目安に切ると、切りすぎになりやすい。
参考になれば幸いです。
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