肺疾患のある日中独居の利用者宅の掃除はしても良いのか?いけないのか?

訪問介護
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今回は、肺疾患のある日中独居の利用者宅の掃除はしても良いのか?いけないのか?について書いていきたいと思います。

介護太郎

日中独居とはいえ、家族と同居だから、生活援助はできないんじゃないの?

介護花子

基本的にはそうかもしれないけど、掃除をしないと肺疾患が悪化してしまうのではないかしら?

走る介護福祉士

そのような疑問にお答えします!!

Q&A

Q:肺疾患のある利用者で、日中独居で、ほこりが舞う部屋で、生活しています。
息子さんと同居ですが、仕事が忙しく、朝早くから夜遅くまで仕事をしており、掃除をすることができない状況です。
肺疾患を悪化させないためにも、掃除をしたほうが良いと思うのですが・・・

A:この場合は、疾患があるため、掃除の支援を行うことができますが、あくまでも、本人の使用している部分の掃除だけとなります。
その際、日中独居で掃除支援を行う、「根拠」が必要となります。

解説

肺の疾患があるため、日々の生活環境の整備が必要です。
同居の息子さんは仕事で手一杯で、掃除をすることができません。
医師からは、「衛生環境に十分注意するように」との指示があるのを考慮すると、掃除の支援は必要だと考えられます。
ただし、本人が使用している部屋に限られます。
共用部であるトイレでも、このようなケースであれば、掃除の支援をすることができます。

まとめ

一般的に、同居の家族がいる場合は、「同居の家族が生活全般の支援をするもの」だと介護保険では、考えられています。
しかし、今回のような状況の場合は、同居の家族がいても掃除の支援をすることができるのです。
「この場合は、生活支援は可能なのか?」と不安に思ったら、ケアマネージャーに相談したり、役所に相談してみると良いと思います。

参考になれば幸いです。



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