グループホームで学んだ、ただひとつの大事なこと

介護技術
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今回は、グループホームで学んだ、ただひとつの大事なことを書いていきたいと思います。

介護太郎
介護太郎

グループホームは、認知の方だけが入れる施設だったと思うけど、対応方法は、難しくないのかな?

介護花子
介護花子

学べることは色々ありそうだけど・・・

走る介護福祉士
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そのような疑問にお答えします!!



走る介護福祉士
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訪問介護のヘルパーなら最低限押さえておきたい必読書3冊!!

①のほほん解剖生理学 [ 玉先生 ]
・体の仕組みについて、漫画で分かりやすい!!

②介護で使える!「医行為でない行為」がすぐできるイラスト学習帳 [ 服部万里子 ]
・イラストで解説されており、医行為でない行為が判別できるようになる!!

③ユマニチュード入門 [ 本田美和子 ]
・認知症の方を含めた介護の基本中の基本が学べる!!

はじめに

私が、初めて介護職として就職したのがグループホームでした。
就職する前に、ボランティアとして週2回、3ヵ月くらいお手伝いしていた施設にそのまま就職することになりました。

「良かったら、一緒に働きませんか?」と声をかけて頂いたのがきっかけです。

介護施設でボランティアをしようと思ったのは、新卒で入社した会社を3年で辞めて、時間があったということ、何でもいいからボランティアをしてみたかった、介護という仕事に興味があったからです。

その当時、お付き合いをしていた女性が、介護施設に就職した影響で、介護に興味が出てきたというのもあるかもしれませんが、未だに、なぜ、グループホームでボランティアをしたのか、したいと強く思ったのか謎??ですが・・・

ただひとつの大事なこと

グループホームで学んだ、ただひとつの大事なこと。

それは、

声掛け」

です。

「声掛け」と一口に言ってもかなり奥が深いものだと考えています。

ただ、何も考えずに思ったことを思った通りに発言する、声を掛ければ良いのではなく、相手のことを考えて、寄り添う、落ち着くような言葉、思いをのせることが「声掛け」だと考えています。

グループホームは、認知症の高齢者が入所する施設です。
認知症の方は、中核症状の記憶障害、失行、失認等、周辺症状の徘徊や暴言、介護への抵抗等があります。

介護職の対応が難しいのが、周辺症状への対応だと思います。
この周辺症状を落ち着かせることが出来るのが、「声掛け」でなのです。

こちらの声掛け一つで、安心して笑顔になったり、不安になって怒ってしまったりしてしまいます。

介護職の「声掛け」が認知症の利用者にとって気持ちの安定に繋がるのです。

「この方は、今、どんなことを考えているのか?」「どんな心情なのか?」「どのタイミングで、どの言葉をチョイスして声掛けすれば、納得して、落ち着いてくれるのか?」と、

考えをめぐらし、考えに考えることで、その方の今に適した声掛けができると思います。
ただ、この前はこの声掛けでうまくいったからと言って今回もうまくいくとは限りません。
前回と今では、気分も心情も体調も違うのです。

繰り返し繰り返し、考えに考えてから、言葉を紡ぎだすことで、良い声掛けができるようになります。

うまくできるようになるには時間が掛かると思います。

また、不用意に、思ったことをそのまま発言してはいけないんだということも学びました。

グループホームで働いて、認知症の高齢者にとって、声掛けほど大事なものはないと学びました。
これを知ることができた、良い声掛けをするにはどうすれば良いかを常に考えながら声掛けをする大切さを学べたことは、その後の私の介護職としての大きな強みとなりました。

最後に

一番言いたいことは、

声掛けが一番大事!!

知識や技術より何よりも!!!
ということです。

参考になれば幸いです。



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